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工芸の領分―工芸には生活感情が封印されている

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樋田豊次郎【著】
四六判上製/440頁
本体2900円+税
ISBN 978-4-902078-05-3
2006年3月刊行

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

近代工芸を題材にして、伏流水としての「古い」芸術が明治以降にたどった運命を調べ、それが近代・現代の美術に与えた影響を考える。伝統、機能、素材、匿名性、技芸本位の5つのキータームをもとに工芸の多義的な文脈を探る。

目 次

序 封印された生活感情としての「工芸」
Ⅰ 伝統=死せるものの生命
1 「伝統」の二つの面 ―座標軸と保存庫
2 図案の時代 ―美術振興の重心が工芸から絵画へと移行する過程
3 古裂の系譜 ―龍村平蔵の古代染織復元
4 外来美術の「浄化」―香取秀眞にとっての鋳金作品とは
5 創作模様 ―富本憲吉、内藤四郎、増田三男の古典解釈
6 「伝統工芸」の二重構造 ―様式美と伝承技術
Ⅱ 機能=工芸自立の根拠
1 工芸の自立 ―西洋をモデルとして
2 江戸情緒と都会生活 ―高村豊周の工芸革新
3 郷土意識とモダニズム ―一九二〇年代金沢の工芸
4 佐々木象堂とバウハウス ―工芸家の機能主義デザイン体験
Ⅲ 素材=馴致できない力
1 理念から素材へ―一九七五〜九五年の工芸
2 木を愛する心 ―一九八〇年代の西洋デザイン
3 ふたたび「人間と物質」、あるいは、工芸は死なない
4 モダニストの憂い ―伊藤慶二の陶オブジェ
Ⅳ 匿名性=集合的な無意識
1 伝統工芸って何時代に作られたのですか?
2 器物の構造 ―器の形を指向する美術作品
3 ものづくりと制作のあいだ ―社会性への再帰
4 モダニズムに肩すかしをくわせて ―一九九〇年代日本のジュエリー 
Ⅴ 技芸本位
1 井高家の陶芸遍歴
2 須賀家の蝋型フォルム造形術
挿図出典一覧/初出一覧/あとがきにかえて/新装版のあとがき/
作品(作者別)索引/人名・事項索引
英文要旨

樋田豊次郎(ひだとよじろう)

昭和25年東京幡ケ谷に生まれる。昭和51年東京芸術大学美術学部芸術学科大学院を修了後、昭和54年から平成14年まで東京国立近代美術館工芸館に勤務。平成6年、企画担当した「素材の領分」展で「倫雅美術奨励賞」を受賞。京都工芸繊維大学美術工芸資料館助教授、秋田公立美術大学学長を経て、現在、武蔵野美術大学客員教授、東京都庭園美術館館長。

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