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樋田豊郎・稲賀繁美【編】
四六判並製/288頁
本体1900円+税
ISBN978-4-902078-11-4
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※この商品は送料無料です。
八木一夫とその仲間たちが1960年代に創めたオブジェ焼は、欧米を手本にしてきた日本文化の「近代」がその体裁を整える最後の段階に登場した前衛陶芸運動だった。ポスト・モダン化につれて、オブジェ焼もその歴史的役割を終えるはずだったが、どちらもまだ命脈を保っている。なぜ、「近代」は終わらないのか。その理由をオブジェ焼に探る。
CONTENTS
序論 オブジェ焼の時代 ……樋田豊郎 Ⅰ. 八木一夫の軌跡 ……松原龍一
Ⅱ. 同時代の世界美術史に対峙する八木一夫 ……稲賀繁美
Ⅲ. 古陶磁技法の再活用 ……大槻倫子
Ⅳ. 黒陶について ……出川哲朗
Ⅴ. 八木一夫が考えていた〈オブジェ〉 ……樋田豊郎
Ⅵ. 〈オブジェ〉について ……峯村敏明
あとがき
八木一夫年譜/図版一覧
執筆者
樋田豊郎(秋田公立美術大学学長)/稲賀繁美(国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学教授)/松原龍一(京都国立近代美術館主任学芸員)/大槻倫子(滋賀県立陶芸の森主任学芸員)/出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館館長)/峯村敏明(美術評論家・多摩美術大学名誉教授)
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