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樋田豊次郎【著】
四六判上製/236頁
本体1800円+税
ISBN 978-4-902078-04-6
2004年12月刊行
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すでに19世紀末には美術品の分野にまで機械生産が参入していたが、それから100年経っても依然として手でモノがつくり続けられている。手仕事の近代史の多くを担ってきた「工芸家」がそこで果たしてきた役割を解明する。
■目次
序 伝統を考える視座
1 手仕事から工芸へ
2 工芸の「純粋美術」化とその挫折
3 工芸が表現してきた「伝統文化」
伝統を考える視座
Ⅰ 土着的芸術観の保全
1 最後の金属ほりもの師
2 古典の研究
3 現代に蘇る屈輪文様
4 素朴な生活感情への愛着
Ⅱ 伝統様式の再解釈
1 古九谷の再発見
2 置物の革新
3 崩された幾何形態
4 赤絵の読み直し5
5 竹のあかり
Ⅲ 技芸の物神化
1 鏨に反応する金属
2 擬せられたひび
3 木屑のネックレス
4 装飾のフラグメント
5 元型のない形
6 祠のような箱1