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関西現代版画史

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関西現代版画史編集委員会【編】
四六判上製/576頁
本体2500円+税
ISBN978-4-902078-10-7
2007年10月17日刊行

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

一九五一年、デモクラート美術家協会結成にはじまる戦後関西の現代版画表現は、その本質である独創性と革新性を失うことなく、今を生きるアーティストに受け継がれている。版による表現は、つねに時代を呼吸し、表現領域を拡張し、美術表現としての可能性を問い続けてきた。
本書は、版画や絵画を通して新たな世界を創出したいと願う、関西の美術家たちの歴史を「現代版画」という視点から迫る試みである。

CONTENTS

第1章 関西現代版画史 序論
版画 美術になる技術
第2章 現代版画の創造者たち 作家論
泉 茂 パイオニアであるということ
吉原英雄 越境する表現者
木村光佑 版表現の冒険者
黒崎彰 木版画とその赤色
井田照一 版画の思考
木村秀樹 中間領域としてのシルクスクリーン
第3章 版画コンクールの果たした役割
京展における版画の独立が意味するもの
大阪発・版画コンクールの頃
和歌山版画ビエンナーレ展
大阪トリエンナーレの版画について
第4章 関西版画に想う
美術記者のころ
関西版画:一九八〇年代の光芒
大阪の三人の版画家
「関西の版画」で思い浮かぶ二、三の事柄
関西の版画工房
現代版画の18人」展のころ
京都と版画
もうひとつの京都現代版画—ある日本画家の銅版画と彫刻家のリトグラフ
シリーズ「版画にこだわる」展を振り返る
わが記憶のプリント—一九七〇年代前半の京都
技術は確かに光っているのだが
第5章 MAXI GRAPHICAと1990年代以後の版画表現
MAXI GRAPHICA 版画という謎
MAXI GRAPHICAと言語様態分析 「版画」という言葉を考古学することの意義
1990年代以後の版画表現・作家へのアンケート
第6章 芸術系大学における版画教育
第7章 関西現代版画史年表 1951—2005
第8章 関西現代版画史 作家名鑑

あとがきにかえて

関西現代版画史編集委員会 編

編 者
「関西現代版画史編集委員会」奥村泰彦・木村秀樹・清水佐保子・中谷至宏・三木哲夫・本江邦夫

執筆者
安黒正流・太田垣實・菅谷富夫・杉野秀樹・瀬尾典昭・高橋亨・谷藤史彦 ・谷山文衞・寺口淳治・中塚宏行・原田平作・平野重光・藤慶之・松山龍雄・三脇康生・森口まどか・安來正博・山村悟・吉竹彩子・吉村良夫ほか

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