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デザイン・ジャーナリズム: 取材と共謀 1987→2015

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森山明子 【著】
A5判変型・並製/384頁
本体2800円+税
ISBN978-4-902078-39-8
2015年7月刊行
デザイン 佐藤篤司
装画 川口起美雄

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

昭和から今日まで、めまぐるしく移り変わるデザイン。デザインジャーナリストとして、その現場に立ち会った著者の執筆活動から八十本余りを厳選して編んだ一書。徹底して人間肯定の思考であるデザインは、その点ではニュートラルな技術とも、否定を契機とすることの多いアートとも異なる。こう考える著者がデザインとクロスする表現者も視野に入れ、変わるデザインと変わらない人間精神の相関、人の生を下支えするデザイン像に迫る。

この一冊を読めば、〈デザイン脳〉を存分に鍛えることができる。
   ——佐藤 卓 グラフィックデザイナー
〈デザイン・ジャーナリズム〉が、もっと市民権を得ることを切望する。
   ——深澤直人 プロダクトデザイナー

目 次

序──日付のあるデザイン、日付のいらないアート

Ⅰ[Design History]昭和デザインのパイオニアたち
[グラフィック]河野鷹思、岡 秀行、亀倉雄策
[プロダクト]豊口克平、真野善一
[テキスタイル/ファッション]山脇道子、小池千枝
[街づくり]浦辺鎮太郎
[舞踏/いけ花/写真]大野一雄、中川幸夫、石元泰博
[昭和デザイン史点描]パイオニア編、エポック編、プロダクト編から

Ⅱ[Design Journalism]時代の諸相を描出する
[時代の諸相]デザイン批評における瀧口修造と勝見勝、狂える時代の〈デザイン〉の水脈、
 世界の中の日本のデザイン
[トピックス]アルベールビル冬季五輪は脱フランス、異能素材、デザイン思想の中のCUD
[サインデザイン/グッドデザイン]サインデザインの視点、私の選んだ一品
[対談録]柳宗理┼三宅一生「アノニマウスデザインに向かって」
[講義録]デザインの二十一世紀へ──『内田繁と松岡正剛が開く デザイン12の扉』
 田中一光、樂吉左衞門、中川幸夫、山口昌男、龍村仁、養老孟司、伊東豊雄、
 柏木博、村上陽一郎、日比野克彦
[森山明子との一問一答]デザイン・ジャーナリズムって何ですか?

Ⅲ[Design Culture]デザインカルチャー断章
[エッセイ]卵と文庫本は似ている、インドで美術を再発見した女子高生は……、何もない空間のための家具
[建築家/編集者]時間としての「海の博物館」、内藤廣・未必の故意、
 鈴木成文のための三月の奇想曲、Knowledgeを設計した編集者・瀬底恒
[デザイン展]うつわの時空の余白に……、「新井淳一の布──伝統と創生」展に寄せて
[書評] 『欧文書体百花事典』『グラウンドスケープ宣言』『萬歳樂』
 『縞のミステリー』『VANから遠く離れて』
[森山明子との一問一答]デザイン・ミュージアムって何ですか?

Ⅳ[Design/Art/Sprits]言語と視覚言語の交感
[いけ花]前衛たちの友愛のしるしとして甦る「遮られない休息」、中川幸夫の〈天地創造〉、
 中川幸夫の〈奇跡の花〉〈花の奇跡〉、ミルク色の旅の地平には……
[写真]写真と写真集の理想、追悼 石元泰博のいない世界で
[絵画]柳澤紀子の〈場所〉に接近する試み、人はどのようにして表現者となるのか、
 岩絵具の粒子による「幸福」と「永遠」
[詩魂]NHKハート展選評、我妻清貴の〈色〉闇と痛みから生まれる詩
謝辞──結にかえて
初出一覧、著者略歴

森山 明子 

デザインジャーナリスト/武蔵野美術大学教授
一九五三年新潟県生まれ。一九七五年東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。特許庁意匠課審査官、国際デザイン交流協会勤務を経て、一九八六年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。「日経デザイン」の創刊にかかわり、一九九三―九八年同誌編集長。一九九八年から現職、デザイン情報学科所属。NHKハート展詩選考委員、グッドデザイン賞審査副委員長、芸術工学会副会長・理事、公益財団法人の三宅一生デザイン文化財団理事、日本デザイン振興会評議員などをつとめる。単著は『まっしぐらの花――中川幸夫』(美術出版社、二○○五年)、『石元泰博――写真という思考』(武蔵野美術大学出版局、二○一○年)、『新井淳一――布・万華鏡』(美学出版、二○一二年)。 > Link

[BOOK REVIEW・新刊紹介]

「週刊読書人」2015年9月11日号掲載(評者:暮沢剛巳氏) > Link
https://err.shop-pro.jp/404.htm
デザイン情報サイト【JDN】ジャパンデザインネット 2015年9月3日掲載 > Link
https://www.japandesign.ne.jp/books/2015/09/9261/
「IDEA」No.371 (2015年9月10発売号)book紹介 > Link
http://www.idea-mag.com/idea_magazine/371/

Akiko Moriyama

Design Journalist
Professor, Musashino Art University
Graduated 1975 from the Art Department, Faculty of Fine Arts, Tokyo University of the Arts.
Joined Nikkei McGraw-Hill, Inc. (currently Nikkei Business Publications, Inc.) in 1986 after working as a design patent examiner at the Japan Patent Office and the Japan Design Foundation. Was involved in launching the magazine Nikkei Design, and served as its editor in chief from 1993 to 1998. Since 1998, has been a professor in the Department of Design Informatics at Musashino Art University.
Author of Yukio Nakagawa: An Artist Who Devoted His Life to Flowers, Yasuhiro Ishimoto: Beyond the Eye that Shapes and Junichi Arai: The Dream Weaver. Served as supervisor and co-author for The Concise History of Japanese Modern Design and Complete Collection of the G-Mark System.

Design Journalism:

Coverage and Resonance, from 1987 to 2015

This book is not a discussion of design journalism, but an actual record of its practice by the author. The book is given the subtitle “Coverage and Resonance” for a reason. The task of design journalism involves coverage and careful analysis of the subject. We could go so far as to say that an article is a fruit borne from the resonance between a subject and a journalist. Examining the words spoken by the person concerned, a journalist probes into the personʼs subconscious and tries to clarify the hidden meaning of the personʼs works and events—this is what the author means by “resonance.”

Part I, Design History, contains 11 short biographies which were first published in Nikkei Design and later collected in the book Design of Showa (Pioneers) (Nikkei Business Publication Inc.) published in 1995. Part II, Design Journalism, covers various styles of articles that capture diverse aspects of the times, including conversations, transcripts of lectures, and interviews. As in Part II, Part III also contains articles of various styles, and in this section, the authorʼs aim is to select topics that deal with “Design Culture” and connect them with issues concerning the establishment of a design museum. Part IV, Design/ Art/ Spirits, will include pieces on ikebana, photographs, paintings, and poetry.

According to the author, design is a complete affirmation of the positivity of humanity. In that sense, design is different from technology, which is neutral, and also different from art, which is often inspired by negation. This book is compiled of 80 pieces of writing selected from the authorʼs kaleidoscopic writing career over the past 28 years. In these writings readers will discover the correlation between the ever-changing realm of design and the unchangeable sphere of the human mind.

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