高島知佐子【著】
A5判並製/174頁
2025年3月刊行
定価:本体価格2,000円+税
ISBN978-4-902078-85-5
芸術団体・文化施設のマネジメントは何が違うのか?
文化・芸術の現場に関わるなら、知っておきたい、組織の特徴とマネジメントの「基礎」。
発送予定:2025年4月5日 から順次発送
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※この商品は送料無料です。
[主要目次]
第 Ⅰ 章 アートマネジメントの社会的・歴史的背景と現在
1 日本におけるアートマネジメントの登場
2 日本のアートマネジメントの変化
2. 1 ニューパブリックマネジメント
2. 2 指定管理者制度
2. 3 民間非営利組織の台頭
2. 4 公益法人制度改革
2. 5 社会的課題
3 日本の文化・芸術団体
3. 1 実演芸術団体
3. 2 自治体文化財団
3. 3 公立文化施設
3. 4 アートNPO
3. 5 文化・芸術団体の現状
4 海外のアートマネジメント
4. 1 アメリカのアートマネジメント
4. 2 イギリスのアートマネジメン
4. 3 アメリカとイギリスの共通点
5 これからの日本のアートマネジメント
第 Ⅱ 章 文化・芸術団体のマネジメント
1 経営としてのアートマネジメント
1. 1 営利組織と非営利組織
1. 2 ミッションにもとづく経営
2 ミッションを実現するための経営
2. 1 経営管理と戦略
2. 2 外部環境の分析
2. 3 組織の基本的な考え方
2. 4 組織と人材
3 これからの日本の文化・芸術団体
第 Ⅲ 章 文化・芸術団体のマーケティングとファンドレイジング
1 文化・芸術団体のマーケティング
1. 1 マーケティングとは
1. 2 マーケティングの基本的な考え方
1. 3 財としての文化・芸術の特徴
1. 4 マーケティングリサーチ
2 文化・芸術団体のファンドレイジング
2. 1 ファンドレイジングとは
2. 2 支援の種類と支援者へのアプローチ
2. 3 収入戦略の考え方
第 Ⅳ 章 文化・芸術団体の評価とガバナンス
1 文化・芸術団体の評価
1. 1 評価の種類
1. 2 評価の考え方
1. 3 ミッションにもとづいた事業の評価方法
1. 4 パフォーマンスの評価方法
2 文化・芸術団体のガバナンス
2. 1 非営利組織のガバナンス
2. 2 ガバナンスの実態
2. 3 ガバナンスの課題
第Ⅴ章 アメリカとイギリスの非営利組織の経営と制度
1 日本の非営利組織の経営と制度の課題
2 アメリカにおける非営利組織の経営を取り巻く環境
2. 1 非営利セクターの拡大と変化
2. 2 内国歳入法・第501条
2. 3 非営利組織の現状
3 イギリスにおける非営利組織の経営を取り巻く環境
3. 1 サードセクターの制度改革と拡大
3. 2 チャリティ
3. 3 社会的企業
3. 4 チャリティと社会的企業としての文化・芸術団体
【著者】
高島知佐子 (たかしま・ちさこ)
静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科教授。
専門は経営学・アートマネジメント。博士(商学)。
(独)中小企業基盤整備機構、大阪市立大学都市研究プラザ、京都外国語大学を経て現職。欧米の文脈ではない日本の文化・芸術団体の経営として、文楽、能楽等の伝統芸能、和紙や刃物等の伝統工芸といった日本の伝統文化に関わる組織や産業を中心に研究する一方、2015年より医療機関でのアート・デザイン活動に取り組む。
共著に『ヘリテージマネジメント―地域を変える文化遺産の活かし方―』(学芸出版社、2022)、『はじまりのアートマネジメント』(水曜社、2021)、『企業経営のエスノグラフィー』(東方出版、2020)など。